2018年8月1日水曜日

ワシントンDC:第4日目_2_議会図書館

議会図書館!世界最大を誇る国立の図書館です。
議会議事堂のすぐ横にある議会図書館は書籍や雑誌以外にも音声資料、写真、地図、楽譜、映画、原稿など1億5800万点をこすコレクションを誇る世界最大を誇る国立の図書館です。



少し敷居が高いように感じる人も多いようですが、18歳以上で写真付きのIDを持っている人なら誰でも自由に入って無料で本を読んだり、展示物を見たりできるます。上の写真はメインの読書室です。階段を登って議会図書館のメインの読書室を上から見学出来るのですが、その大きさ、豪華さにビックリです。床から天井まではなんと49mもありこんなところで読書をしたら、気持がいいだろうな〜と思うような読書室です。

議会図書館は3つの建物からできていますが、中でも最も古く、最も美しいとされているのがトーマスジェファーソン館で1897年に開館しました。イタリア産の大理石できていて、天井にはモザイク画やステンドグラスなどがありとても美しい建物です。
 
トーマスジェファーソン館の1階大ホール


 下の写真は2階の天井。まあ素晴らしいです。

議会図書館の設立は1800年のことですが、1814年にワシントンに侵攻して来たイギリス軍によって火をつけられ全て焼かれてしまいました。このニュースに心を痛めたのが既に引退していた前大統領のトーマスジェファーソンで、彼がパリに滞在していた頃に古本屋などで集めた自らの蔵書6487冊を提供することを申し出、議会はこれを2万3950ドルで買い入れ、今の議会図書館の基礎ができました。 
下の写真は、ジェファーソンが提供した蔵書を集め一般公開しています
 こんな風に、拡大したりして読むことができます。

1 階の大ホールには1450年代半ばにドイツで作成された手書きのマインツの大聖書と活版印刷のグーテンベルグ聖書の展示があるので必見です。グーテンベルグ聖書はヨーロッパで金属製の活版印刷技術を使って印刷された最初の書物です。
ちょうど、「野球展」をやっていて、こんないい写真を撮ることができました!
最後に、議会図書館には日本を含むアジア関係の書物などが集められたアジア部もあるのですが、実はここには日本から1654年の「絵入り源氏物語」全60巻や、1540年代に作られた室町時代の「源氏物語の写本」全54巻などのほか、伊能忠敬の書いた地図のコピー平家物語なども所蔵しています。しかも、こんな貴重なものなのに、事前にきちんと手続きさえすれば基本的には誰でもこうした貴重なものも見ることができると言う議会図書館の姿勢には驚きました。

日本の雑誌もいっぱい置いてありました。

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